休日・夜間・救急の診療案内
迷ったら、
まずは電話で相談!
こども医療電話相談 (子ども用)
#8000
プッシュ回線の固定電話・携帯電話
03-5285-8898
ダイヤル回線・IP電話などすべての電話
■ 小児科医師・看護師に電話相談できます。保護者の方が休日・夜間のこどもの症状にどのように対処したら良いか、病院を受診した方がよいのかなど判断に迷った時にアドバイスを受けられます。
■ 全国同一の短縮番号#8000をプッシュすることにより、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送されます。
救急安心センター (一般・子ども用)
#7119
プッシュ回線の固定電話・携帯電話
03-3212-2323
ダイヤル回線・IP電話などすべての電話
■ 医師・看護師・相談員に電話相談できます。医師・看護師・相談員は病気やけがの症状を把握し、緊急性、応急手当の方法、受診手段、適切な医療機関などについて助言してくれます。
■ 相談内容に緊急性があった場合、24時間365日体制で直ちに救急車を出動させる体制を整えています。
東京都『休日・夜間・急病』の診療案内
急激な体調の悪化や思いがけないけがが生じたときに、落ち着いて行動する自信はありますか? 病院やクリニックが開いている時間ならまだしも、夜間や休日にトラブルが発生した場合は適切な判断が難しいケースがあるかもしれません。このページではすぐに救急車を呼ぶべきか、医療機関を受診すべきかどうかの目安をご紹介します。
1)緊急時にはすぐに救急車を呼びましょう
限りある医療資源を有効活用するため、救急車の適時・適切な利用が呼びかけられています。しかし一刻を争う病気やけがが発生したとき、救急車を呼ぶことを躊躇する必要はありません。以下に緊急性の高い症状を記載しますので、これらに該当する場合は迷わずに救急車を要請しましょう。
こども
いつも一緒に過ごしている家族が「おかしい」と感じたときは、迷わず救急車を!
判断のポイント
- 意識がない/意識がもうろうとしている
- けいれんが止まらない
- 呼吸が苦しそう/呼吸が弱い
- 交通事故にあった/広範囲にやけどをした
具体例
頭・顔
- 頭を痛がっている、けいれんしている
- 頭を強くぶつけた、出血が止まらない、意識がない
- 顔色が悪い、唇が紫色になっている
胸・腹
- 激しい咳がある
- ゼーゼーして呼吸が苦しそう/呼吸が弱い
- 激しい下痢、嘔吐が続いている
- 食欲がなく、水分がとれない
- 激しいお腹の痛みを訴えている
- 便に血が混じる
手・足
- 手足が硬直している
おとな
いつもと違う症状の裏には重大な病気が潜んでいることも。迷わず救急車を!
判断のポイント
- 意識がない/ぐったりしている
- けいれんが止まらない
- 喉にものを詰まらせた
- 交通事故にあった/広範囲にやけどをした
具体例
頭・顔
- 突然、激しい頭痛が生じた
- 突然、高熱が出た
- 突然ふらつき、支えがないと立っていられない
- 顔色が悪い
- 顔の片側だけしびれる/動かしにくい
- ろれつが回らず、話しにくい
- 突然、ものが二重に見える/視野が狭くなる
胸・腹
- 突然の激痛(腹痛)/息切れ/呼吸困難
- 胸の中央を締めつけられる(圧迫される)ような痛みが2~3分続く
- 痛みのある場所が移動する
- 血を吐いた
- 便に血が混じる/便が真っ黒になる
手・足
- 突然、手足にしびれが生じた
- 突然、片方の手・足だけ力が入らない
シニア
自覚症状が出にくいシニア世代。「いつもと違う」と感じたら迷わず救急車を!
判断のポイント
- 意識がない/意識がもうろうとしている
- けいれんが止まらない
- 喉にものを詰まらせた
- 交通事故にあった/広範囲にやけどをした
具体例
頭・顔
- 突然、激しい頭痛が生じた
- 突然、高熱が出た
- 突然ふらつき、立っていられない
- 顔の片側だけしびれる/動かしにくい
- ろれつが回らず、話しにくい
- ものが二重に見える/視野が狭くなる
胸・腹
- 突然の激痛(腹痛)/息切れ/呼吸困難
- 痛みのある場所が移動する
- 旅行などの後に異変が生じた
- 血を吐いた
手・足
- 突然、手足にしびれが生じた
- 突然、片方の手・足だけ力が入らない
[119] に電話する
ときのポイント
決して慌てず落ち着いて、必要な情報を簡潔に伝えよう!
救急車を要請するときは携帯電話・固定電話を問わず、局番なしの【119】に電話をします。応答した職員に「救急車が必要」である旨を伝えたら、最初に住所(救急車に来てもらいたい場所)を知らせましょう。スマートフォンから電話する場合は、GPS機能を有効にしておくと便利です。住所が分かれば救急車は現場に向かいますので、到着までの間に患者さん(救急車を必要としている人)の症状・年齢・性別などを伝えます。もしも応急手当が必要な場合は、通信指令員の指示にしたがって行うようにしましょう。
119番電話フロー
1
相手が出たら「救急」であることを伝えましょう。
2
住所(救急車に来てもらいたい場所)を知らせます。
3
救急車を必要とされている方の症状を知らせます。
誰が・どのような状態なのか、意識状態や呼吸の有無なども分かる範囲で伝えましょう。
4
救急車を必要とされている方の(おおよその)年齢を知らせます。
5
通報者(電話をかけた人)の名前・連絡先を知らせます。
※このほかに病気やけがの状況、持病の有無、服用歴、かかりつけ医の有無などを質問されることがあります。
2)救急車を呼ぶかどうか相談したいときはどうする?
自分や家族に何らかの異変がみられても、救急車を呼んでいいか判断できないケースは少なくありません。消防庁では救急車を呼ぶべきか、医療機関を受診すべきかの判断に迷ったときに活用できるさまざまなツールを用意していますので、積極的に活用しましょう。
全国版救急受診アプリ【Q助】
Q助(きゅーすけ)は、急に発生した病気やけがの緊急度を素早く判断できるように考えられたアプリで、Web版とスマホ版があります。画面上で該当する症状などを選択していくと、緊急度に応じて以下の4つのメッセージのうち、いずれかが表示されます。
表示されるメッセージ
- 今すぐ救急車を呼びましょう
- できるだけ早めに医療機関を受診しましょう
- 緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう
- 引き続き、注意して様子をみてください
もしも緊急性が高いと判断された場合は、アプリ経由で119番に電話がつながり救急車を要請できます。また救急車を呼ぶほどではない場合でも、受診可能な医療機関や受診に必要な移動手段(ハイヤー・タクシーなど)の情報を検索できるため、緊急時に備えてアプリをインストールしておくとよいでしょう。
救急安心センター【♯7119】
救急車の要請や医療機関の受診を迷ったとき、電話による相談を受け付けているのが救急安心センター(#7119)です。全国38の地域に設置されており、看護師などの資格をもつ相談員が病気やけがの状態を踏まえて救急車の要否をアドバイスしてくれます。
緊急性が高い場合はそのまま119番へ電話をつなげて救急車の要請をサポートしてくれるほか、受診可能な医療機関の情報や応急処置の方法などを教えてもらえます。
こども医療電話相談【♯8000】
こども医療電話相談(#8000)は、多くの病院やクリニックが休診となる休日・夜間の子どもの病気やけがの相談窓口として設置されています。子どもたちに急な発熱、嘔吐、けいれんなどが生じたときや、頭をぶつけた、階段から落ちたなどの緊急時に保護者の方々の強い味方になります。
短縮番号#8000をプッシュすると住居のある自治体の相談窓口につながり、小児科の医師や看護師などから適切な対処法や受診可能な医療機関についてアドバイスをもらえます。

